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試合結果 : 高谷総監督 四大新人戦観戦記
投稿者 : Staff 投稿日時: 11-06-13 (1941 ヒット)

総監督の高谷です。
昨日、四大学柔道優勝大会新人戦が行われました。
以下、ご報告いたします。


本学での開催となった今年の四大学柔道優勝大会新人戦は、他の3大学がいずれも7人のメンバーが集まらなかったため、5人戦での開催となりました。

本学緒戦は成蹊大との対戦。
オールメンバーでこそ豊富な戦力を誇り強敵である成蹊大ですが、今大会は4人での出場となりました。
先鋒・春日部高出身の1年菅井は彼軍4年生相手に慎重な試合運びでやや攻めが少なく引き分け。
次鋒の熊谷西高出身、1年の坂本(大)はあっという間の袖釣り込み腰で一本勝ち。
大将戦が不戦勝のため、ここで早くも本学の負けはなくなります。
中堅の平塚江南高出身の1年横山は本学最重量の100キロ、しかもなかなか器用な面を持つ選手。
一気に勝負を決めたいところでしたが、開始早々の背負いでまさかの一本負けを喫してしまいます。
彼軍齋藤選手の背負いも切れがありましたが、やや硬さもあり、今後に生かしてほしい敗戦となりました。
本学副将の岡本は土浦日大高出身の2年生。
やや防御に回る相手にてこずりはしたものの、寝技できちっと抑えて一本勝ち。
大将・成田高出身の2年坂本(晃)は不戦勝。
成蹊戦は3-1での勝利となりました。

二戦目の相手は成城大。
彼軍は5人のメンバーを揃えてきました。
白帯の選手もいた彼軍に対し、ここは5-0で突破いたしました。

さて三戦目、戦前から一番の強敵と目していた武蔵大と予想通りの2勝同士で、決勝戦ともいえる対戦となりました。
先鋒菅井は、彼軍ポイントゲッターの一人である成田高出身・坂間選手との対戦。
お互い「注意」をうけての引き分け、まずは役割を果たしたといえるでしょう。
次鋒坂本(大)は小柄な相手を袖釣り「技あり」から確実に抑え込み合わせ一本勝ち。
今回は三試合ともやや体格的にも力の差のある対戦だった坂本、今後はより強敵相手に実力を発揮してほしいところです。
中堅横山の相手は今大会最巨漢の185センチ105キロの根岸選手。
背負いで「有効」、さらに抑え込んでの一本勝ちを果たしました。
今大会尻上がりに調子を上げた横山、次大会でもよりよい動きを見せてほしいところです。
2-0で迎えた副将戦、岡本はこの試合でもやや消極的な相手を確実に抑え込んでの一本勝ち。
全試合で寝技を生かしての一本勝ちを飾ると共にチームを勝利、そして優勝に導きました。
大将戦、坂本(晃)の相手は今大会で他大学屈指のポイントゲッター尾黒選手。
関西高時代は岡山県で100キロ超級のチャンピオンとなっています。
110キロの相手に対し約90キロの坂本は一歩も引かず、よく技の出る好勝負で引き分け。
近年の四大戦の高いレベルを象徴するかのような一戦でした。
結果、3-0にて本学の完勝。

今回の結果はもとより充実したメンバーが揃ったというだけでなく、池田監督の熱心な指導による稽古が実を結んだものであったと思います。
そして本学にはまだまだ今大会に出場することの出来なかった1・2年生も多数おり、これに満足することなくより上を目指して、全ての部員たちが切磋琢磨して今後も大いに成長していってほしいものです。
なお最優秀選手には岡本、優秀選手に坂本(大)が選出されています。

次は来週末の全日本学生優勝大会となります。
記念大会として自分が1年生だった昭和63年以来のオープン参加となる今大会、初日は平日となりますがご都合のよろしい先輩の方々はぜひ日本武道館まで足をお運びください。


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