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a.大学 : 四大学柔道優勝大会 高谷総監督観戦記
投稿者 : Staff 投稿日時: 10-10-18 (1252 ヒット)

平成4年卒の高谷です。

昨日、学習院武道場にて開催された同大会におきまして、本学は無事3連覇を達成することが出来ました。
以下、簡単にご報告いたします。

本学第一戦は武蔵大学との対戦。
今年は彼軍の戦力が大いに上がっており、むしろ成蹊大学よりも強敵とみられていたため、いきなり事実上の決勝という気概で臨みました。
先鋒は本学酒井が直前の稽古で負傷、前屋が代打出場となりました。
彼軍は新人戦でずばぬけた力をみせた1年坂間選手。
落ち着いてペースを乱さない展開をつくっていた前屋でしたが、中盤に痛恨の場外注意にて敗退となりました。
次鋒は酒井欠場により4年生唯一の出場となった山田。
相手の平田選手も小兵ながらなかなかの曲者ですが、山田が終盤意地を見せ大外「有効」で勝利。
七将萩原は長身の彼軍蔀選手の一瞬の隙をつかれ有効負け。
一進一退のここで六将村石が開始直後の内股で激勝、一気に勝利ムードが高まります。
続く橋本も攻めあぐね引き分けながら、積極的な試合を展開しました。
2−2で四将の矢部主将が登場、彼軍も足立学園出身・ポイントゲッターの一人今井選手。
開始早々に股の間で回す内股すかしで技ありをとったあとも攻め続け、背負いで有効2つを追加する完勝でした。
三将は唯一の1年生・坂本でしたが、堂々とした試合振りで技ありをとり勝利。
4−2で迎えた副将戦、本学野村に対するは彼軍ポイントゲッター・塚崎選手。
前回の対戦は引き分けに終わっています。
取らなければ負けになる塚崎選手は積極的に攻めにいきますが、野村も上手くさばいて逆に攻めて行きます。
4分間はあっという間に終わり、引き分けで本学の勝利が決定しました。
大将戦、雄川に対するは重量級の尾黒選手。
ノーマークの1年生でしたが、後に聞くところによると高校時代岡山県を制した選手とのこと。
雄川は小外刈りで一本負けを喫しました。
今後警戒しなければいけない選手です。
結果4−3、辛くも武蔵大学戦を突破しました。
矢部・野村のポイントゲッター2人の活躍はもちろん、チームの勢いをつける試合を見せた村石の活躍が光りました。

2試合目は成城大学戦。
8人メンバーを揃えてきた彼軍でしたが、緒戦の成蹊大学戦で負傷者が出てしまい、さらにメンバー不足の状態でした。
こちらは9−0にて本学の勝利。

さて3試合目・成蹊大学戦ですが、彼軍はすでに武蔵大学に敗れており、ここは確実に勝たねばならぬところ。
先鋒前屋、疋田選手と2度目の対戦。
お互い組み手がなかなか作れない展開で引き分け。
次鋒山田は彼軍4年生キャプテンの渓選手との対戦でした。
本来の山田らしい豪快な技が期待されましたが、渓選手も集中した試合をみせ引き分け。
続いて萩原ですが、彼軍エース山田選手に早々に払い腰を食らってしまいました。
この日の萩原はやや集中力に欠けていた感がありました。
ここでまた村石が彼軍ノーマークの1年生斉藤選手を抑え込み、流れを変えてくれます。
中堅橋本は和田選手に気迫溢れる攻めをみせて、序盤に返されて取られた有効を終盤に逆に返し技で取り返し引き分け。
体力・気持ちとも充実している橋本、今後はさらに技の切れを磨いてほしいところです。
四将矢部はここでも豪快な内股で一本勝ち。
三将坂本は彼軍ポイントゲッターの一人・これまた足立学園出身の下村選手を迎えますが、攻め込んでいく内容で引き分けです。
2−1で迎えた副将戦、野村の相手は寝技の得意な中村選手。
巴投げの連発で寝技に誘わんとする中村選手に中盤指導が与えられ、最後は狙いすました大外で一本。
優勝が決まっての大将戦、雄川も見事な内股で決めてくれました。

以上のような展開にて3連覇を達成することが出来ました。
最優秀選手が村石、優秀選手に矢部が選ばれています。
出場した選手だけでなく共に稽古に励んできた部員全体で、そして池田監督の熱心な指導により勝ち取った優勝だと思います。

多くの先輩方にいらしていただき、選手たちの士気も大いに上がったことと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。


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