28日行われた同大会ですが、結果は成蹊大に敗れ2位という結果に終わってしまいました。
内容を報告させていただきます。
●本学の緒戦はいきなり山場となる成蹊大との対戦。
先鋒2年萩原、彼軍はいきなりポイントゲッターを持ってきました。場外で一度、豪快な返し技をみせる場面もありましたが、大半は受けに回ってしまい「注意」を受けた上、払腰での一本負け。
次鋒2年前屋は初の四大出場で1年生との対戦、よく攻めあうも引き分け。
五将2年村石は彼軍もう一人のポイントゲッターに対し後手にまわってしまい「有効」2つをとられ敗退しました。
ここまで2点差と厳しい中、本学ポイントゲッターの中堅2年矢部は力をみせつけ抑え込みで一本勝ち。
1点ビハインドで後半3人に突入でした。
三将は唯一の1年で技に破壊力のある雄川でしたが、バタバタした動きを相手に合わせられ豪快に払腰で一本負けしてしまいました。
2点差で後がなくまわってきた副将は、これもまた四大初出場となる2年橋本。昨年から出場している彼軍の2年寝業師を相手に立ち技で大いに攻めるも決め手なく、逆に後半大内刈りで「有効」をとられ敗退してしまいました。
ここで残念ながら敗戦が決定。
大将野村は大内返しにて貫禄の1本勝ちで、結果は2−4となります。
反省はさまざまありますが、彼軍の前半勝負にはまり、さらに初出場の雄川・橋本を後半に配置したのはプレッシャーが大きく、自分のオーダーが稚拙であったとも言えます。
その中で、橋本の試合はチームのために攻めた上での敗戦で、よく頑張ってくれたと思います。
●第二戦は成城大学との対戦でした。
彼軍は3人しか選手がおらず、実際に試合をしたのは前屋・村石・矢部の3人。
いずれも一本勝ちでスコアは7−0となります。
●成蹊大学が優勝を決めた後、第三戦の武蔵大学との試合をむかえました。
こちらも5人での出場で、萩原・雄川は不戦勝でした。
前屋はまたよく攻めるも、決め手なく引き分け。
そして村石はまたも攻めに元気がなく引き分け。
矢部はさすがの力を見せ、払腰での一本勝ち。矢部は全試合一本勝ちで優秀選手を獲得しましたが、常に強気で攻める世田谷柔道の良さとその力を発揮した1日だったように思います。
橋本は同じ2年生ながら昨年から彼軍レギュラーであった選手に対しやや不利かと思われた中、小内刈りで「有効」を奪いその後も守ることなく攻めて優勢勝ち。橋本の2試合はいずれも最後までよく攻め、今後が楽しみです。
大将野村は彼軍エースとの対戦。緊迫した試合、様子見の時間もあり4分はあっという間に過ぎての引き分け。ぜひまたの対戦を見たいと思わせる内容でした。
4−0での勝利です。
以上、ご報告でした。
まずは成城大学・武蔵大学が人数がそろわなかったこと、とくに成城大学の状況は非常に残念でした。
ぜひより充実したメンバーで四大戦柔道が盛り上がっていくことを願ってやみません。
そして、本学は今回2位に甘んじましたが、一ヵ月後にせまった本戦ではぜひよいご報告が出来るよう3・4年生も含めた選手一同頑張ってくれると思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
平成21年9月27日 23:26 大学柔道部監督 高谷
萩原 匡平
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弐段
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払 腰
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○
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山田
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弐段
|
|
前屋 亮介
|
初段
|
△
|
引 分
|
△
|
疋田
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弐段
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村石 龍之輔
|
初段
|
優勢勝(有効)
|
○
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下村
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弐段
|
|
矢部 彰太
|
弐段
|
○
|
崩袈裟固
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佐藤
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弐段
|
|
雄川 裕司
|
初段
|
払 腰
|
○
|
和田
|
|
|
橋本 一樹
|
初段
|
優勢勝(有効)
|
○
|
中村
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弐段
|
|
野村 俊介
|
弐段
|
○
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大内返
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福井
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萩原 匡平
|
弐段
|
○
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不戦勝
|
|
||
前屋 亮介
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初段
|
○
|
横四方固
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大滝
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無段
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村石 龍之輔
|
初段
|
○
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袈裟固
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古池
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初段
|
|
矢部 彰太
|
弐段
|
○
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袖釣込腰
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長谷川
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||
雄川 裕司
|
初段
|
○
|
不戦勝
|
|||
橋本 一樹
|
初段
|
○
|
不戦勝
|
|||
野村 俊介
|
弐段
|
○
|
不戦勝
|
萩原 匡平
|
弐段
|
○
|
不戦勝
|
|
||
前屋 亮介
|
初段
|
△
|
引 分
|
△
|
中山
|
初段
|
村石 龍之輔
|
初段
|
△
|
引 分
|
△
|
浦田
|
弐段
|
矢部 彰太
|
弐段
|
○
|
払 腰
|
卜部
|
弐段
|
|
雄川 裕司
|
初段
|
○
|
不戦勝
|
|||
橋本 一樹
|
初段
|
○
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優勢勝(有効)
|
平田
|
弐段
|
|
野村 俊介
|
弐段
|
△
|
引 分
|
△
|
塚崎
|
弐段
|
優勝:成蹊大学
2位:学習院大学
3位:武蔵大学
優秀選手(学習院大学):矢部彰太
● 昨日行われました同大会についてご報告いたします。
二年矢部、三年山田の両名が負傷のため欠場となりましたが、以外に11名もの選手が参加となりました。
● まず三年現主将鈴木が駒沢大の選手から一本取った肩車は見事で、久々の試合復活でしたが頼もし
い限りでした。
また四年生の前・主将永尾が玉川大の選手に決めた袖車絞めは見事でで
した。
● 三年生の大砂、二年生の前屋は上智大の選手に勝って一回戦を突破しました。
両名とも初の武道館での個人戦 出場での勝利で、ぜひ次回につないでほしいく期待します。(大砂のゴールデンスコア旗判定2
−1は冷や汗ものでした。)
●以上の四名が一回戦突破でしたが、この四名はいずれも二回戦では敗退。
相手は前出の順に 国学院大 大正大 国士舘大 中央大でした。
永尾は内股で、他の者は寝技にての敗退です。
●三年生の斎藤と北條、および二年生の村石は、それぞれ中央大 東京経済大 立教大
の選手にいずれも寝技で受けに回り、反省の残る1回戦での敗退。
●二年生の橋本、四年生の渡辺はそれぞれ一回戦で東京工大 順天堂大の選手に巴投げ背負投げでの一本負けとなり、必ずしも実力を発揮したとはいえない内容で今後奮起してほしい
ところです。
●三年生の酒井は一回戦で中央大の選手に残り数十秒で投げられましたが、絞めのチャンスなどもあり寝技では常にイニシアチブを握り、善戦といえる内容でした。
● 唯一の一年生で、昨年の学習院高等科エースの雄川は、一回戦で青山学院大の選手に内股で投げられましたが、もともとは破壊力のある選手ですので、まずは四大学新人戦で
本領を発揮してほしいところです。
●一部校の選手との対戦で負けてしまった試合、また一部校の選手と善戦できた試合は
いずれも寝技での場面が多かったように思われます。
●多くの場合、試合で使われる寝技はシンプルな技術ですが、表層に現れないより深い技術を稽古していることが、実戦の場で
もよりよい内容や結果を導くものと思われます。
寝技偏重とするつもりはありませんが、もう少し力をいれるべきかと考えます。
●最後になりますが、今月27日には今春より延期となっていた四大学新人戦、また来月以降は四大学本戦・東京学生二部大会
と大試合が続きますが、今回の試合を糧として各選手まずはレギュラー争いに向けて奮起してほしいと思います。
学習院大学VS神戸大学
学習院大学VS和歌山大学
学習院大学VS大阪市立大学
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